オーディオブックが全部無料で聴けるLibriVoxってどんなサービスなの?

キクカちゃん

ヨムくん
著作権が切れた古い作品の朗読が聴けるサービスだよ。運営はボランティアで成り立っているんだ
本記事では、パブリックドメイン作品を扱う「LibriVox」というオーディオブックサービスについて紹介します。
パブリックドメインとは何か、料金はいくらかかるのかなど、詳しく解説していくので参考にしてみください。
さわれる目次
LibriVox(リブリヴォックス)とは
名前 | LibriVox(リブリヴォックス) |
開始時期 | 2005年 8月 |
配信数 | 4万冊以上 |
料金 | 無料 |
運営 | ボランティア(非営利) |
LibriVoxとは、パブリックドメイン作品の朗読が聴けるオーディオブックサービスです。
パブリックドメインとは、著作権が消えた、もしくは発生していない作品(本や音楽など)のことです。例えば夏目漱石の『こころ』や、太宰治の『人間失格』などの古い本は著作権が切れています。

ヨムくん
つまりLibriVoxは古い作品が豊富ということだね
完全無料で使える
LibriVoxの魅力は、すべてのオーディオブックが無料で聴ける点です。なぜ無料で聴けるのか? 理由は2つあります。
ひとつ目の理由は、LibriVoxに上がっている作品はすべて著作権が切れており、著作権料を必要としないからです。
ふたつ目は、LibriVoxの運営がボランティア(非営利活動)で成り立っているからです。サービスの提供・運営から朗読まで、すべてがボランティアで成り立っています。
作品も運営もお金がかかっていないから、無料で使えるちゃうんだ!

キクカちゃん
日本語の作品も聴ける
LibriVoxの朗読は英語やスペイン語、中国語など、全45カ国語があります。配信作品数は合計で4万冊以上あり、大半は英語による朗読です。
もちろん、日本語の朗読もあります。日本語のオーディオブックは記事執筆時点(2021/04/21)で127冊存在し、ボランティアによる朗読投稿が今でも進行中です。
- こころ(夏目漱石)
- ごん狐(新美南吉)
- おくのほそ道(松尾芭蕉)
- 小倉百人一首(藤原定家)
LibriVox(リブリヴォックス)の使い方
LibriVoxの使い方は以下の3つがあります。
- ブラウザ上で聴く
- ダウンロードして聴く
- アプリで聴く
それぞれの使い方について詳しく見ていきましょう。
ブラウザ上で聴く方法
LibriVoxのオーディオブックは、SafariやGoogle chromeといったブラウザ上でストリーム再生できます。ブラウザ上で楽しむには、まず下記リンクからLibriVoxにアクセスしましょう。
サイトが開けたら、聴きたい作品のタイトルを検索窓に打ち込みましょう。言語から作品を選びたい場合は、サイトのトップ画面を少しスクロールして「Language」ボタンを押してください。希望の言語を選択したら作品が一覧されます。
目当ての作品を開いたら、ページを少し下にスクロールすればチャプターの一覧が出ます。再生ボタンを押して作品を楽しみましょう。
ダウンロードして聴く方法
LibriVoxのオーディオブックは、個別ページからスマホやPCに保存して楽しむことも可能です。方法は以下の4つがあります。
- ZIP形式
- iTunes登録
- RSS
- Torrent形式
これらの中で、最もスタンダードな方法はZIPでしょう。iTunesを使っている人なら、iTunes登録もおすすめです。
アプリで聴く方法
LibriVoxはスマホアプリでも楽しめます。アプリ名は「LibriVox Audio Books」です。アプリストアで「LibriVox」と検索すれば一番上に出てきます。
アプリだと、10秒戻しやスリープタイマーといったブラウザ版にない機能があり、比較的便利です。
ただし、「LibriVox Audio Books」はどうやら非公式アプリなようで、広告が表示されます。広告の非表示は課金が必要になるため、注意が必要です。
LibriVox(リブリヴォックス)の特徴と使い方まとめ
LibriVoxは、著作権が切れた古い作品の朗読が聴けるオーディオブックサービスです。運営はボランティアで成り立っているため、作品は完全無料で聴けます。
利用はブラウザ上でのストリーミングかダウンロード、もしくはスマホアプリになります。使い勝手はスマホアプリが最も良いため、スマホで使うことが多いのならアプリ導入が一番おすすめです。