最近、よく聞く「オーディオブック」って何?音の出る本のこと?

キクカちゃん

ヨムくん
オーディオブックは、本の朗読サービスのことだよ。スマホで簡単に聴けるんだ。
「音の出る本」や「楽譜」などを連想するかもしれませんが、オーディオブックは「聴く読書」のことです。
隙間時間に本を聴くことができたり、目を酷使することなく本を楽しめたり、従来の紙の本とは異なる特徴があります。
スマホさえあれば、いつでもどこでもオーディオブックを聴くことができ、特別なプレーヤーは不要です。
本記事では、オーディオブックのメリット・デメリットと使い方、おすすめのオーディオブックサービスをご紹介します。
無料で聴けるオーディオブックもあるので、少しでも興味があれば、ぜひ、オーディオブックを体験してください。
さわれる目次
オーディオブックとは
オーディオブックとは、ナレーターや声優などのプロの朗読者が書籍を朗読し、音声コンテンツ化されたものです。
「聴く本」と呼ばれることもあります。
オーディオブックの起源をたどると、1980年代のカセットブックが始まりで、1990年代にはCDブックへ発展しました。
現代では、スマートフォンの流通とともに、アプリで聴くオーディオブックが主流です。
オーディオブックのメリットとデメリット
オーディオブックのメリットとデメリットを解説します。
メリット
オーディオブックのメリットを5つまとめます。
- 「ながら読書」が快適
- 隙間時間にインプットできる
- プロのナレーターで聴きやすい
- 目が疲れない
- 荷物にならない
作業しながら聴く「ながら読書」が快適
オーディオブックでは、作業しながらの「ながら読書」が快適です。
オーディオブックの場合、家事をしながら、運動をしながらなど、何かの作業をしながらの「ながら読書」ができます。
一方、紙の書籍の場合、読書する時間をしっかりと確保しないと本が読めません。
読書のための時間の確保が不要な「ながら読書」は、オーディオブックユーザーが最も支持する聴き方です。

ヨムくん
一つの作業をしながら、読書ができるって、時間の有効活用だね。
通勤中や隙間時間にインプットできる
オーディオブックを使えば、隙間時間を使ってのインプットが可能です。
耳が空いていれば、オーディオブックを聴くことができるため、満員の通勤電車でも、火を使っていても、散歩をしていても、本を楽しむことができます。
従来の紙の本の場合、目と手が使える状況でないと読書できません。
しかし、耳が使える状態ならば、オーディオブックをいつでも聴けるため、隙間時間を有効に活用できます。
ギュウギュウの満員電車でも、イヤホンさえあれば聴けるのは嬉しいね。

キクカちゃん
プロのナレーターで聴きやすい
オーディオブックの読み上げは、プロのナレーターや声優が担当しており、非常に聴き取りやすいです。
複数の人物が登場するような物語でも、プロならばしっかりと演じ分けして朗読しています。
YouTubeの朗読チャンネルやKindleの読み上げ機能を使って、「聴く読書」はできますが、オーディオブックの聴きやすさに勝るものはありません。
「オーディオブックが聴き取りにくいのではないか」と、心配する必要はあまりないでしょう。
目が疲れない
文字を目で追う必要がないため、オーディオブック中は目が疲れません。
読書をしていると目が疲れたり、年配の方だと小さな文字が読みづらかったり、紙の本を読むことは目を酷使する作業です。
オーディオブックならば耳で聴くだけなので、目に負担をかけることもありません。

ヨムくん
夜は目が疲れて本が読めない…というときにも、オーディオブックは役に立つね。
荷物にならない
オーディオブックはスマホで聴くものなので、かさばりません。
自宅で保管するときも、持ち歩く時も、書籍は場所を取ってしまいます。
オーディオブックのデータはすべてスマホに保管されており、USBメモリやCDなどの外部媒体もありません。
スマホさえあれば、オーディオブックは利用できます。
コンテンツがコンパクトである点も、オーディオブックのメリットのひとつです。
荷物が多くなりがちな女性にとって、かさばらないのは嬉しいね!

キクカちゃん
デメリット
オーディオブックのデメリットを3点解説します。
- ラインナップが少ない
- 紙の本より値段が高い
- イヤホンが必要な場合がある
ラインナップが少ない
オーディオブックは、書籍に比べ、ラインナップが少ないです。また、コミックや雑誌など、どうしてもオーディオブック化できないコンテンツもあります。
しかし、新刊や話題の本も揃っているため、「オーディオブックで、読みたい本が1冊も見つからなかった…」というようなことは少ないのではないでしょうか。
ビジネス書や小説、児童書に至るまで幅広いジャンルの書籍がオーディオブック化されています。
ぜひ、お気に入りの一冊を探してください。
紙の本より値段が高い
コンテンツによっては、紙の本より高いオーディオブックがあります。
たとえば、数百円で買える文庫本が千円を超えるオーディオブックになっているようなパターンです。
オーディオブックは、コンテンツの朗読が紙の本に追加されているため、高めの値段設定になっています。
しかし、本記事後半でご紹介するようなプランやキャンペーンを利用すれば、お得にオーディオブックを楽しむことができるので、ご安心ください。
場所によってはイヤホンなどが必要
基本的にスマホがあればオーディオブックを楽しめますが、聴く場所によってはイヤホンが必要です。
外出先で聴いたり、家族が寝静まった夜に聴いたり、時と場合によってはスマホだけでは聴くことができません。
スマホに付属しているイヤホンなどを使って、マナーを守りながらオーディオブックを楽しみましょう。
オーディオブックの使い方
オーディオブックってどうやって聴くの?

キクカちゃん
オーディオブックの使い方を解説します。
オーディオブックを聴くためには、以下の2点が必須です。
- オーディオブックの購入もしくは聴き放題プラン等の加入
- iPhoneやAndroidのスマホアプリの使用
聴くにはオーディオブックの購入か聴き放題プラン等に加入
オーディオブックサービスのサイトで、オーディオブックを購入もしくは聴き放題プランなどに加入して、オーディオブックを聴きます。
オーディオブックの購入
サイトでオーディオブックを選び、代金を支払い、購入する点は、紙の書籍の購入と同様です。
紙の書籍の場合、本が届くのを待ちますが、オーディオブックの場合、何か商品が届くことはありません。
購入したコンテンツをダウンロードし、スマホで視聴します。
オーディオブックの現物こそありませんが、一度、購入したオーディオブックは自分の所有物となり、削除されたり、返却されたりすることはありません。
聴き放題プランなどに加入
コンテンツごとに代金を支払うのではなく、月額制サービスに加入して、オーディオブックを楽しむ方法です。
オーディオブックサービスによってプラン内容は異なりますが、Webサイトで聴き放題プランやコイン制プランなどに加入すると、プラン内容に応じたオーディオブックを聴くことができます。
たくさんオーディオブックを聴きたい人や返品・交換の心配がある人は、1冊ずつ購入するよりもプランに加入する方がコストパフォーマンスがよく、おすすめです。
iPhoneやAndroidスマホで簡単に聴ける
オーディオブックはiPhoneやAndroidのスマホアプリで簡単に聴くことができます。
購入もしくは聴き放題プランなどでダウンロードしたコンテンツを聴くには、オーディオブックサービスと連携した無料アプリが必要です。
サービスに応じたアプリをインストールし、いつものiPhoneやAndroidで再生しましょう。

ヨムくん
特別なプレーヤーなしで、スマホで簡単にオーディオブックを聴けて便利だね。
オーディオブックの評判は?
オーディオブックに興味が出てきたけれど、実際に使ってる人の感想が知りたいな。

キクカちゃん

ヨムくん
オーディオブックユーザーの声を集めたよ。
参考にしてみて!
良い評判
オーディオブックの良い評判をまとめます。
メリットで挙げたような、隙間時間が使える点や目に優しい点が目立ちました。
- 隙間時間が有効に活用できる
- 目が疲れない
- 活字が苦手でも読める
悪い評判
あまり良くないオーディオブックの評判を集めました。
「ながら聴き」は便利ですが、運転など集中を要する作業のときは控えた方がよさそうです。
- 「ながら聴き」を控えた方がいいシーンもある
- 自分が読みたい本が少ない
人気のオーディオブックアプリを比較
さまざまな会社からオーディオブックサービスが展開されていますが、利用者・コンテンツ量ともに多く、使いやすいサービスを3つご紹介します。
- Audible(オーディブル):Amazonによるオーディオブックサービス
- audiobook.jp(オーディオブック.jp):和書の取り扱いナンバー1
- himalaya(ヒマラヤ):中国で大人気の音声プラットフォームの日本版
Audible(オーディブル)
Audible(オーディブル)はAmazonが提供しているオーディオブックサービスです。
AmazonアカウントがあればすぐにAudibleが利用でき、初回利用ならば30日間の無料体験ができます。
コンテンツ数 | 約40万冊(洋書も含む) |
会員プラン | コイン制(1,500円/月) |
無料体験 | あり(初回利用に限り30日間) |
無料作品 | 月替わりでボーナスタイトル1冊あり |
特徴 | 毎月付与される1コインで1コンテンツが楽しめる 返品・交換できる(過度の返品はNG) プラン解約後も聴ける |
Audibleの会員プランは、月額1,500円で1コインが付与されるコイン制です。
付与されたコイン1枚につき、1コンテンツをダウンロードすることができ、Audible会員の解約後もダウンロードしたコンテンツは聴けます。
また、イメージが違っていたり、聞き取りづらかったりしたら、コンテンツを返品でき、新しいコンテンツと交換可能です。

ヨムくん
Audibleには会員向けの無料ポッドキャストもあり、非常にコンテンツが充実しています!
audiobook.jp(オーディオブック.jp)
audiobook.jpは、株式会社オトバンクが運営しているサービスです。
コンテンツ数 | 約3万冊(和書の充実度はナンバー1) |
会員プラン | 聴き放題プラン(750円/月) 月額プラン(550円〜/月) |
無料体験 | あり(初回利用に限り30日間) |
無料作品 | なし |
特徴 | 聴き放題は、聴き放題対象作品に限る 解約後、購入していないコンテンツは聴けない(聴き放題プランの場合) |
audiobook.jpの会員プランは、2種類あります。
- 聴き放題プラン:聴き放題対象のコンテンツが聴き放題。1冊ずつ買うよりもお得。
- 月額プラン:ポイントを買い、コンテンツに交換。月会費に対し、10〜28%のボーナスポイントが付与される。
聴き放題プランに関しては30日間の無料体験でお試しできるので、まず試してみたい方は無料体験でお試ししてみましょう。
ただし、聴き放題プランはコストパフォーマンスのよいサービスですが、退会してしまうとコンテンツが聴けなくなってしまう点にご注意ください。
また、audiobook.jpは和書の取扱数が非常に多く、和書の取扱数だけを比べるとAudibleを超えています。

ヨムくん
たくさんの本を聴きたい人は、「聴き放題プラン」をおすすめします。
himalaya(ヒマラヤ)
himalayaは、中国でのアクティブユーザーが月間1億2,000万以上である音声プラットフォーム『喜馬拉雅(シマラヤ)FM』の日本版サービスです。
オーディオブックのほか、音声配信チャンネルやポッドキャストも充実しています。
コンテンツ数 | 1万冊以上 |
会員プラン | 聴き放題プラン(750円/月) ※年払いの場合、625円/月 |
無料体験 | あり(初回利用に限り30日間) |
無料作品 | なし (ただし、音声配信コンテンツには無料コンテンツあり) |
特徴 | 聴き放題は、聴き放題対象作品に限る 解約後、購入していないコンテンツは聴けない(聴き放題プランの場合) 年払いにすると、2か月分の月会費が割り引かれる |
himalayaの会員プランは、聴き放題プランのみです。
750円の月会費で、聴き放題対象のコンテンツが好きなだけ聴けます。
himalayaはオーディオブックのみでなく、総合的な音声プラットフォームとして使うことができ、自分でチャンネル配信をしたり、オーディオブックを作って収益化を目指したりすることも可能です。
音声コンテンツ全般を楽しみたい人には、himalayaがしっくりくるのではないでしょうか。
オーディオブックを試すなら無料体験がおすすめ
オーディオブックサービスを試してみたくなってきたな。
でも、最初から有料プランは迷うなぁ。

キクカちゃん
初めてオーディオブックを試すならば、無料体験の利用がおすすめです。
Audible、audiobook.jp、himalayaそれぞれの無料体験を、読書スタイルに合わせてご紹介します。
- Audible:洋書も聴きたい人、解約後も聴きたい人
- audiobook.jp:たくさんの本を聴きたい人
- himalaya:オーディオブックの他の音声コンテンツも楽しみたい人
洋書を多く聴きたい方や解約後も聴きたい方はAudibleで
和書のみでなく洋書もたくさん聴きたい人や解約後もコンテンツを聴きたい人は、Audibleの無料体験がおすすめです。
おためし期間 | 30日間 |
無料体験の内容 | コイン1枚が付与され、コイン1枚につき、1コンテンツがダウンロードできる。 返品・交換が可能。 ポッドキャストやボーナスタイトルも利用できる。 |
無料体験後の価格 | 1,500円/月 |
利用できるコンテンツ数が少なく感じられるAudibleですが、ボーナスタイトルや無料のポッドキャストがあり、コンテンツが非常に充実しています。
また、イメージと違ったらコンテンツの交換ができる点は、オーディオブックビギナーにとって嬉しいところです。

ヨムくん
返品・交換ができるなら、初めてのオーディオブックでも、安心して利用できるね。
色々聴いてみたい方はaudiobook.jpの聴き放題プランが最適
とにかくたくさんの本を聴いてみたい場合、audiobook.jpの無料体験が最適です。
おためし期間 | 30日間 |
無料体験の内容 | 聴き放題対象コンテンツが聴き放題。 会員期間ならば何冊でも聴ける。 |
無料体験後の価格 | 750円/月 |
無料体験期間の30日間ならば、対象コンテンツが聴き放題です。
多読のように、たくさんのコンテンツを並行して聴きたい人には、audiobook.jpの聴き放題サービスが嬉しいのではないでしょうか。
ラジオなどのコンテンツも楽しみたいならhimalaya
オーディオブックのみでなく、ラジオ配信なども楽しみたいならば、himalayaを試してみてください。
おためし期間 | 30日間 |
無料体験の内容 | 聴き放題対象コンテンツが聴き放題。 himalayaでしか聴けない音声コンテンツも聴くことができる。 |
無料体験後の価格 | 750円/月 |
音声コンテンツのプラットフォームであるhimalayaは、ラジオ番組のような音声チャンネルも扱っています。
書籍の朗読のみでなく、ラジオチャンネルも楽しみたい人は、himalayaを利用してみてください。
オーディオブックの使い方やメリット、おすすめサービスまとめ
オーディオブックは、プロが朗読する「聴く本」のことで、スマホさえあれば、少しの時間でインプットができる優れたサービスです。
オーディオブックのラインナップはまだ拡充中ですが、隙間時間を使って読書ができたり、外出時もスマホさえあれば、いつでもどこでも楽しめます。
オーディオブックを始めるには、オーディオブックサービスからオーディオブックを購入するか、月額プランに加入しなければいけません。
Audibleやaudiobook.jp、himalayaなどの大手サービス会社では、オーディオブックの30日間無料体験ができるため、ぜひこの機会に最初のオーディオブックを始めてみてください。